除雪作業は地域共同体としての共同作業

雪国では欠かせない除雪作業ですが、初めて雪が多いエリアに住む方にとっては大きなイベントです。

 

 

最低限用意しておきたい装備は、工事現場でも使用されている安全ヘルメットと、雪上でもグリップ力があるスノーシューズ、寒さから体温を守るための防寒具一式となります。除雪と一口に言っても、高所からの雪下ろしと、下に落ちた雪を行政が指定した投棄場所まで移動させる運搬の2つの工程があるので、それぞれに適した装備と方法で実施しましょう。

 

除雪作業は町内における共同作業で、隣近所と協力して行うのが普通です。大量の雪を各自で勝手に処分していては、別の家に雪を押しつけてしまう恐れがあるので、地域共同体としてローカルルールを決めているケースがよく見られます。新雪はフワフワとして柔らかいので簡単ですが、再凍結などで固まってしまうと、急にコンクリートのような強度に変貌するので、早めに対処するのが常識です。みんなで一斉に作業することで、お互いの安全確認と作業のスピードアップを実現しているため、事前にご近所や町内会長から話を聞いておき、スケジュールと装備を合わせておきましょう。

 

屋根などから雪下ろしを行う場合は、2人以上で作業をすることが推奨されており、落下事故を防止するための命綱と固定用の金具、それに体につけるためのハーネスが欠かせません。落下を止められるだけの強度がある箇所へロープを結び付けてから、手分けして短時間で雪下ろしを完了させるのが通常の手順です。家の2階よりも高い場所へ上るので、梯子を支える役を用意するなど、安全管理を徹底するのがポイントになります。

 

毎年積雪がある地域では、除雪機による除雪作業も行われており、その場合にはより一層の安全意識が求められます。巻き込み事故を予防するために、周囲に人がいないか気を配る、休憩時には必ずエンジンを停止、詰まった時には付属の道具を使用する等の安全対策を怠らないのが鉄則です。視界が悪い後進時にはより慎重に作業を行うことも、除雪作業が日常的な地方自治体でよく告知されています